ビーフリードの基礎知識!開通が必要な理由とは?

看護技術

臨床でよく使用するビーフリードですが、なぜ開通が必要か理解できているでしょうか?

開通することは知っているけど、何故かは曖昧…という方もいると思います(少し前までの私です^^;)

この記事で一緒に勉強して、自信をもってビーフリードを使用しましょう♪

ビーフリードとは?

ビーフリードの一般名は「アミノ酸・糖・電解質・ビタミンB 1液」です

上下に分かれており(ダブルバック)開通させてから投与する点滴です。

エネフリードに比べて脂肪が少なく、420kcal/Lのエネルギーを補給できます(エネフリードは620kcal/1.1L)

効果・効能

一般名の通り、ビーフリードにはアミノ酸、糖、電解質、ビタミンB1が含まれています。

食事が取れない場合や手術前後にこれらの栄養を補給する目的で使用します。

また、たんぱく質が足りないなど軽度の栄養状態の低下時に使われます。

投与時には開通が必要!

ビーフリードって上下で分かれていますよね。

あれはダブルバックと言います。

投与の前に開通しますが、あれってなんででしょう?

ビーフリードが上下に分かれている理由はメイラード反応を防止するためです

メイラード反応とは?
アミノ化合物(アミノ酸など)還元糖(果糖、ブドウ糖、乳糖など)が加熱されることでメラノイジンという褐色の物質が生成されます。
これは化学反応で、食品(パンやコーヒー、クッキーなど)の焼き色や香ばしさに関与しています。

ビーフリードでメイラード反応が起こると褐色に変わったり効果が低下してしまいます。

そのためダブルバックでアミノ酸と糖を分けておくことで、投与直前まで安定性を保つことができます。

投与時の注意点

上記のようにビーフリードはダブルバックを採用しているため、投与直前に開通させる必要があります。

開通を忘れた、または不十分で投与してしまったインシデントは現場では時々耳にします。

開通せず投与してしまうとどうなってしまうのでしょうか?

開通しないということは下室のみ投与することになりますね。

下室の成分はブドウ糖電解質、ビタミンと添加物です。

これらが高濃度で投与されることで高血糖、電解質異常による嘔心・嘔吐不整脈が起こるリスクがあります。

ちなみに…
ビーフリードにはビタミンが含まれていますが、遮光は必要でしょうか?
答えは不要です。
なぜビタミンが含まれているのに遮光が不要かというと、含まれているのがビタミンB1だからです。
ビタミンB1は日光による分解に時間がかかります。1週間経っても光分解はわずか5%ほどのみとのことです。
そのため通常の光であれば遮光は不要と言われています。
⚠️ただし、他に混注した薬剤があれば必要に応じて遮光してくださいね。

開通忘れを防止するために

開通が必要とわかってはいても、さまざまな要因で忘れてしまうこともあります。

開通忘れを防止するために最も簡単でかつ効果的な方法はダブルチェックです。

開通したと思い込んで投与してしまうことがあるんですよね。

この思い込みがとてもやっかいで、自分ではなかなか気がつけません。

そんな時にほかの人の目が入ることで未然に防いでくれます。

誰かにチェックしてもらおうとしている時点で大抵気がつきますしね。

副作用

ブドウ糖を含むため、急速投与で高血糖のリスクがあります。

また投与終了後の低血糖にも注意します。

アミノ酸による悪心・嘔吐の可能性があります

静脈炎に注意

ビーフリードは浸透圧が高く血管損傷のリスクがあり、静脈炎が起きやすい薬剤です

静脈炎の症状として血管痛、熱感、腫脹があげられます

静脈炎が起きてしまったときは点滴部位を交換し、炎症部位を冷却します

多くは自然に治りますが、痛みが強ければ痛み止めを内服してもらいます

予防のためなるべく太い血管を選択する、適切な速度で投与するようにしましょう

まとめ

今回はビーフリードについてまとめました。

・開通が必要

・静脈炎になりやすい

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