いよいよ初めての夜勤入り。
不安や緊張もあるかもしれません。
新人さんが初めての夜勤入りや独り立ちを迎えるうえで押さえるべきポイントを解説します⇩
夜勤は少人数
まず前提として、夜勤は日勤と比べて少人数での勤務です
病院や病棟によると思いますが、成人の一般的な二交代だと2〜4人くらいが多いかと思います
日勤の1/3前後の人数になることが多いです
受け持ち患者さんも増える
勤務の人数が減るということは受け持ち患者さんは増えます
患者さん全体を勤務人数で割ることもあれば、1人がリーダーや外回りで残りメンバーが受け持ちということもあります
一般病棟では大体20人前後を受け持つことが多いのではないかと思います
救急病棟や集中治療室だともっと少ないですし療養病棟やリハビリ病棟ではもっと多いこともあります
大切なのは「報・連・相」
⚠️ポイントは自分から言うことです
夜勤はメンバーが少なく個人の負担が大きいので、先輩たちも自分のことで精一杯になりがちです。
指導者がついているときはいいのですが、独り立ちをしたあとだと先輩も「この子はどこまで手技が自立しているんだろう?」とわからないもの。
そのため、情報収集をしてまだ未経験の手技や自立していない手技、自信がないものはあらかじめ一緒にお願いしたいと伝えておきましょう。その場で言うより時間調整もしやすいです。
患者さんを観察して記録と違うと思ったり異常があった場合すぐに報告し、一緒に確認してもらいましょう
夕食後くらいまでは医師がいることもありますが、夜遅くになるほど人もいなくなります。
迷ってるうちに仕事に追われて報告のタイミングを逃して手遅れになってしまった、ということにならないように早めに報告するようにしましょう。
申し送りを受けたあとにラウンドをします。
これは挨拶も兼ねていますが「申し送りと違うことはないか?」を確認するために行います。
例えば「ドレーンの排液は淡黄色って言ってたのに血性になってる!」ってことも多々あります。
勤務交代時ならまだ日勤も医師も残っているので早期に対応ができます
また、迷ったときや困ったときは早めに相談しましょう
夜勤の疑問を解決!雰囲気はどう?怖いの? の記事でも書きましたが、夜勤は個人プレーではなく協力しあってするものです。
時間でやらないといけないけど終わらない…!というときは助けを求めることも大切ですよ⚠️
インシデント発生時の対応
基本的にはすぐに先輩に報告と相談をして一緒に対処してもらいしましょう。
ただ、全てを即刻報告しないといけないかというとそうではありません。
自分で対処していいものか判断が難しい時にはとにかく相談します。
夜勤でありがちなインシデントはルートの自己抜去や転倒ですが、先輩でも患者さんの状態によって1人で対応するか応援を呼ぶかはその都度判断しています。
すぐに医師に報告が必要なもの、朝まで待ってもいいものの判断も最初は難しいです
そのため先輩と相談しながらアセスメントを行うといいですね!
初めての夜勤、見学で見ておくこととは?
1番最初の夜勤入りは見学から、という人も多いと思います。
ここでのポイントは全体の流れをつかむこととどこを観察するかを把握することです
どちらも大体で大丈夫、初めからできる人はいません☺︎
夜勤は日勤ほど細かく観察しませんが、それでも外せない観察項目はあります。
例えばドレーンの状態や管理、レスピ使用中なら機械の異常はないか、呼吸状態などその人によって違います
さらに夜大切なのは患者さんの睡眠状況です。
先輩がどんなふうに観察して時間内に業務を進めているか参考にしてみてください☺︎
まとめ
初めての夜勤をする上でポイントとなることをお伝えしました。
少人数で協力しないといけない夜勤では、自分がどこまでできるのかを明確に伝えましょう。
最初は先輩もフォローありきで考えているので、逆に相談がないほうがそわそわしたりします笑
話しかけづらいこともあるかもしれませんが、後回しにしてもっと言いづらくなるよりはサクッと話してサクッと解決して次に進みましょう!
応援しています☺︎