出血性脳梗塞ってなに?

脳梗塞

出血?梗塞?どういうことでしょう?

解説していきます!

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出血性脳梗塞とは

脳梗塞が生じたあと、血栓が溶解して血流が再開したあとに脆くなった血管から出血したもの

出血→梗塞の順番じゃないんですよね。
昔は「出血して梗塞になるってどういうこと?」と思っていました
ちょっと名前がややこしい…笑

塞栓が移動して壊死した部分の血流が再開することで出血することもあります

壊死した範囲が広いほど出血しやすいです

リスク要因

・再開通時:時間が経ってからの方がリスクが高い

・高血圧:血管が脆弱になっていることがあるため出血しやすい

・抗血栓薬の内服:出血のリスクを高めることがある

また脳梗塞治療開始後3〜7日にリスクが高く、さらに即副血行路ができはじめる2週間から1ヶ月の期間にも注意が必要です⚠️

症状

出血の範囲や場所によって異なる

小さければ無症状なこともありますが、出血が多いほど予後不良です

意識障害や麻痺の憎悪頭痛や嘔気嘔吐などの頭蓋内圧亢進症状に注意が必要です

治療

基本的には脳出血の治療を行います

しかし抗血栓薬の投与はさらに出血のリスクを高めるため調整が必要です。

出血の量や範囲によっては血腫除去手術が必要な場合もあります

止血剤の投与や血圧コントロールも医師の指示のもと行っていきます

観察ポイント

上記の症状が出ていないかを観察します

血圧コントロールを行うためバイタルサインに注意し、医師の指示内でコントロールをしていきます

よく記録を確認し症状の出現や悪化に気がつけるようにしましょう!

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