看護師である以上避けられないのがインシデント
ないに越したことはありませんが、誰しもが必ず経験します
やっちゃった後ってへこむんですよね(・・;)
そこで今回はインシデントに対する心得をご紹介します
1.インシデントは適切に怖がる
誰だってミスはしたくないですよね
看護師のインシデントは患者さんの命に関わることもしばしば
どうしてもインシデントを起こしたあとは怖くなってしまいます
マイナスなイメージがあるかもしれませんが怖がるってとても大切なことだと私は思います
なぜなら、怖いと思えるってことは改善したいと思ってるってことだから!
たまに重大なインシデントを起こしても我関せずというか、とても飄々としてる人がいます
そう見えても実は反省していて自分で改善しようとしている人もいるけど、大抵はそういう人はまた同じことを繰り返します
あと適度に怖がっていると、やったことがないことや知らないこと、迷ったことがあったときに自己判断でやってしまうことが怖いので先輩に確認する癖がつきます
2.インシデントレポートの目的を知る
インシデントを起こしてしまったあとはインシデントレポートを書きますよね
これは起こした人を責めたり犯人探しをするためのものではありません
同じインシデントをもう起こさないよう振り返るためのものです
カンファレンスでインシデントの共有をしたりしますが、それも注意喚起のため。
例えばあなたが薬の誤配薬のインシデントをしたとします。
それはあなたが新人だったり経験が浅いから起こったのではなく(そういう理由も何%かはありますが)どんなにベテランでもやる可能性があるインシデントです
仕事に慣れている人ほどやってしまいがちなインシデントもあるので注意が必要です
3.インシデントを振り返る
インシデントは起こしてしまって、あーショック!で終わりにしてはいけません
職場でインシデントレポートを書くと思いますが、なぜ起こってしまったのか?どうすれば同じインシデントを起こさないようにできるか?を振り返ります
でも…正直「人手不足以外の原因ないだろ!」って思うときもあります
夜勤でセンサーの人の対応や急変対応してたら別の人のセンサーなってすぐ行けなくて転んでたとか…
あと1人いれば…!って場面はけっこうあります
振り返りをしたあとは、落ち込みを引きずらないことも大切です
どんどん次の業務はやってきます
「なんでインシデントを起こしたんだろう…」と思うこともあると思いますが
「次はこうしよう!」と切り替えてみてください
4.ヒヤリハットを振り返る
インシデントになる前に気がついて未然に防げたことをヒヤリハットといいます
インシデントの何倍もヒヤリハットは日々起きています
そのヒヤリハットを振り返ることも大切!
例えば配薬をしたときに間違えて持っていったけど本人確認をして間違いに気がつけたり
点滴の混注量をダブルチェックしたときに入れようとした量が違うことに気がついた
もっと小さいことでもいいので、その日にあったヒヤリハットを振り返ることをオススメします
上記の例でいえば、もし気がつかなければ薬の誤配薬となったり点滴量を間違えることになり命にも関わります
「あ!危なかった〜!」って思ったことはなぜ起こったのか?なぜ気がつけたのか?
気がつけた理由も大切ですね!
まとめ
インシデントは未然に防ぐことも大切ですが、振り返りがなにより重要です!
原因はなにか?改善策は?を振り返ることで次にいかせますね☺︎
ちなみに私は大学病院にいたころ「毎日インシデントレポートを書こう!」と言われていました
もちろん内容はヒヤリハットでもいいのですが、けっこうしんどかった思い出が
そして毎日は書けていませんでした(退勤が21時とかだったので)
でも今思えば大事だったなぁと思います。
年数を重ねると注意されることって減ってきますが、誰かが見ててくれることのありがたさと安心を実感しています
ぜひ落ち込みすぎず、振り返りをして次にいかす!を大切にしてくださいね☺︎